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アリノタカラに命をゆだねて・・。

新女王アリはなんと居候を一匹つれ旅立つ、

人の世界にも・・・!?  

 

アリもまた、

居候から恩恵を受けているケースもあるようです。

一生を地下で暮らすミツバアリの巣に適応したのが、

アリノタカラという体長1ミリほどの昆虫のようです。

 

ミツバアリの巣に暮らす体長1ミリほどの昆虫で、

居候はアリノタカラだ。

丸くふくらんだほうが頭で、目はない。

草の根の汁を吸い、

排出した糖分がミツバアリの唯一の食べ物となるというのです。  

 

カイガラムシの仲間で丸くふくらんだほうが頭。

目はなく、

自分ではほとんど移動することもできない。

 

代わりにミツバアリがアリノタカラをくわえて、

草の根まで運んでくれるので、

アリノタカラはその根から出る汁を吸って生きている。

 

一方、

ミツバアリも、

アリノタカラに命をゆだねている。

 

アリノタカラは汁を吸って余った糖分を排出する。

それが、ミツバアリの主食というわけです。

 

ミツバアリもアリノタカラも、

おたがいがおたがいなしには生きていけない。

 

このようにたがいに相手に適応して進化した関係は

“絶対相利共生”と呼ばれているようです。

その関係の深さを象徴するできごとかもしれませんね。

ミツバアリが唯一、

地上に出るときが、

新女王が新しい自分の家族を作るため、

巣を飛び立ち、

オスを探すときのようです。

このときだけ翅を持つ。

この時期、

巣の中はピカピカの翅を持つ新女王とオスであふれるいる。

 

地上に向かう前、

新女王はアリノタカラを1匹だけくわえる。

そしてそのまま地上に、そして飛び立つ。

生まれ育った巣を離れ

新天地で生きていくためのパートナーとして連れていくのだと。

 

ミツバアリが新たな地で女王として一家を作るため、

アリノタカラ1匹を口にくわえ飛び立つところは、

おたがいがいないと生きていけない関係なのだが、

・・でも家族でもない。

 

種が違うのに、

世界中の誰よりも大切な相手という不思議さ!

そして新しい場所で、

たがいに1匹から、

再び何千、

何万という大家族を作っていくようのです。

 

本当に底知れない多様性があるのだが、

それぞれにかかわりを持っていて、

それで生態系ができあがっているということは間違いないです。

 

どの生き物がどれだけ重要かというのは、

お互いにわかっていないのに・・・、

そういう関係が有るという目で見ると、

どれもすごく美しくて、

尊いものだと感じるのかもしれませんね。